26歳、婚活したら恋しました
ずっと手を繋いだまま、わたしは彼の肩に頭を乗せた。
「わたしは好きなんだよ」
「えー、信じられない」
「どうして!」
「んー、愛巳さんは何考えてるかわかんない」
「だから言ってるのに」
そんな話をしているとわたしの降りる駅に。
「じゃあね、気を付けてね」
「んー、ばいばいっ」
少しふてくされながら電車を降りた。
家に着いて、彼にLINEした。
『家に着いた。気を付けて帰ってね』
『早い!』
『乗り換えてすぐだからさ』
『愛巳さんはほんとに読めない』
『好きって言っても信じてくれないんじゃん』
『ほんとに?』
『今度シラフのときに話そう』
酔った勢いで言っていると思われても仕方ないので
シラフで話し合いたいと伝えるといいよと返ってきた。
そしてその日にちは1週間後に決まった。