last Days〜キミに出逢って知った事〜


ガチャっと音とともに目の前には、青い空が広がっていた。

サーっと夏の暑い空の下を風たちが駆け抜ける。

「すごい……」


連れてこられたのは、立ち入り禁止のはずの屋上だった。


「ここが俺らの秘密の場所」

「誰も入らないからさ」

みんなは、フェンスの近くにあるイスに腰掛けた。

「ほら、真優もこいよ」

「え、うん……」

和泉ナオに手招きされて私もイスへと座る。

手招きされた隣へゆっくりと腰を下ろした。



「そういえば自己紹介まだだったね!俺佐伯良(さえきりょう)よろしく!」


「それでこっちが羽柴未来(はしばみく)。女みたいな名前だけどれっきとした男だよ!後、女大好きだからきをつけてね!」

「女みたいな名前とはなんや!それに女好きとは、失礼な!可愛い子が好きなだけや!」


「それでこっちが横尾友紀(よこおともき)。俺ら4人ともガキん時からの腐れ縁!ずっと今まで一緒なんだ」


淡々と良と言うひとは、紹介して行った。


「みんな呼び捨てでいいからね!」

誰にでもフレンドリーそうな良。
和泉ナオと変わらないくらいの身長に漫画から出てきた主人公かってくらい真っ赤な髪。

隣の未来は、身長160センチ後半でどっちかって言ったら黒ぽい髪の毛に何故か襟足の一部だけ茶髪になっている。
そして多分だろうけど関西弁なところから親が関西の人なんだろう。

そしてその隣が友紀。
かなり物静かそうな感じの雰囲気。
身長も未来とおんなじくらいかな。
髪も茶髪と普通ぽいし、1番まともな気がする。


本当にこの4人は、仲のいいんだってことが
よくわかる。

この場にいるだけで仲のいいことが伝わって来るくらいだ。


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