孤独なヒロイン
別に過去に何かあったとかではない。
強いて言うなら昔から騒がれていい気はしてなかった。
楽しんでバスケやってんのにかっこいいだとか声援はうるさいとすら思っていた。
その時
「うわー、綺麗な桜だな」
そういう裕也の先にいる女。
1人で桜を見上げており周りからの好意に気づいたのか悲しそうな顔をして進んでいった。
なぜかその女が気になって仕方なかったがクラスは違うだろうと思い校舎に入った。