孤独なヒロイン



「ごめん、気分悪いから帰るね。」





私がそういうも何歩か前で話す寛太と乃亜さん。


そして賑やかなテーマパーク。



聞こえてなくても仕方ない。

それぐらい小さい声だったけど



寛太には届いてほしかった。




でも届かなかった。



仲良さそうに話してる2人を背に





「今までありがとう。バイバイ」



そう言ってホテルに戻った。



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