孤独なヒロイン


怖くなってお兄ちゃんに電話をかけた。



「莉沙?どした?」



「うぅーー…お兄ちゃん…助けて…」



「は?!どした?!今ホテルか?」


「う…うん…」


「今ゆのが大阪いるからすぐ向かってもらうから。待ってろ。俺もすぐ行くから。」




過呼吸になりそうだった。


怖くてなにもできなくてどうしていいかわからない…



その時電話がかかってきた。



ゆのちゃん…



「ゆのちゃん…」


「莉沙?!何号室?!」


「1006…」



「まってて」



そう言って電話が切れた。


そしてすぐ


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