孤独なヒロイン
そう言ってたから医者を改めて目指そうと思った。
それまでもやりたいことの一つに医者はあった。だから迷いなく決めることができた。
「寛太引退してから勉強ばっかだな」
「あ、裕也。んー、まぁな」
「まぁ、インターハイ優勝でプロからの声もかかってるのに医者だもんな」
「バスケは趣味だから仕事にしたくねーの。それに裕也もだろ?俺ら2人揃って夏で終わりってよく先生も許可してくれたよな」
最近の高校バスケは夏で引退か冬のウィンターカップまで残るか選ぶことができる。