孤独なヒロイン


その時



「寛太っ!」




莉沙の声が聞こえた。


振り返ると



「莉沙!」



莉沙がいた。


卒業式はあとだと言っていた。



聞きたいことはあるが今は




「どけろ」



女子たちを退かし莉沙の元へ走ろうとすると




「寛太っ!」


< 232 / 252 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop