オレンジ色の君
「もしもーし、比奈ちん?」



『…何、』





思わず冷たく返してしまう。

そんな態度にも関わらず隼人は

いつもの調子で話してきた。

話す内容は大体、学校のことや

友達や先生のことだ。
< 13 / 45 >

この作品をシェア

pagetop