オレンジ色の君
隼人は「はいはい」と言いながら

口笛を吹いてご機嫌そうに

比奈の隣を歩いている。








「隼人ーっ」

すると後ろから急に叫び声。

「お?省吾じゃん。おはよ♪」





隼人から省吾と呼ばれた男は、

ここまで走って来たせいか、

肩でハァハァっと息をしながら

「おはよー」

と言いながら笑顔を見せた。
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