オレンジ色の君
『ってか。そーじゃなくて!

あんたの名前とか聞いてない。

…変な奴』

「あんたじゃなくて隼人だって!

つかさー…」




隼人は何かを言いかけて辞めた。

そして食べ終えたメロンパンの袋を

制服のポケットに入れ、

その場から立った。

『ん?』
















「パンツ見えてる!」

『っ///』

手でスカートを押さえてると

ニッと顔をくしゃくしゃにして

笑いながら「ほいっ」と

手を差し伸べてくれた。
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