オレンジ色の君
比奈は隼人の手を取り、

塀の上から降りた。




隼人はそれを確認すると

またその場に座り込んで

昼飯のメロンパンを食べ始めた。

しかも2個目。

『…変な奴』

比奈も隼人の隣に座った。







「ん」

隼人はメロンパンを半分にして

その半分を比奈に手渡した。
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