御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜
ついに結婚式です!
ー新婦控室ー
8月11日
ついに私と寿貴先生は結婚式の日を迎えた。
スピード結婚から約1年2ヶ月。
籍を入れてすぐに妊娠発覚。
出産後、子供がいる身で、結婚式はもう無理かな? と、正直なところ思っていた。
ところが、旦那様は全く諦めていなかった。断固として結婚式を挙げることを主張。だから私達はブライダルサロンへ行き、準備を始めることにしたのだ。
寿貴先生が諦めないでいてくれたから、今日の日を迎えることができた。旦那様に感謝だ……
……と、感慨深く思いに耽る余裕が、朝の私にはない。全くない!
「寿貴先生! 仁貴捕まえて、これを着せて!」
「よし。わかった。
仁貴〜、パパとお着替えだぞー。」
「…だ?」
何故かパパを見て猛ダッシュで反対側に進路を変える仁貴。
「あ、こら。仁貴、待て待て〜。」
追いかけっこして遊んでいる。
いやいや、遊んでいる場合じゃないのよ。
「よーし。捕まえた!
……ん? あ、お前、やったなー?」
どうやら、大きい方をしていたみたいだ。
ただでさえ急いでいる時に!
「もうっ! オムツ替えるわ。
こっちにちょうだい!」
基本的に、大きい方は私が替える。
そういうパパママは多いらしい。
いくら産婦人科医といっても、ちょっとハードルが高いよね。
ついに私と寿貴先生は結婚式の日を迎えた。
スピード結婚から約1年2ヶ月。
籍を入れてすぐに妊娠発覚。
出産後、子供がいる身で、結婚式はもう無理かな? と、正直なところ思っていた。
ところが、旦那様は全く諦めていなかった。断固として結婚式を挙げることを主張。だから私達はブライダルサロンへ行き、準備を始めることにしたのだ。
寿貴先生が諦めないでいてくれたから、今日の日を迎えることができた。旦那様に感謝だ……
……と、感慨深く思いに耽る余裕が、朝の私にはない。全くない!
「寿貴先生! 仁貴捕まえて、これを着せて!」
「よし。わかった。
仁貴〜、パパとお着替えだぞー。」
「…だ?」
何故かパパを見て猛ダッシュで反対側に進路を変える仁貴。
「あ、こら。仁貴、待て待て〜。」
追いかけっこして遊んでいる。
いやいや、遊んでいる場合じゃないのよ。
「よーし。捕まえた!
……ん? あ、お前、やったなー?」
どうやら、大きい方をしていたみたいだ。
ただでさえ急いでいる時に!
「もうっ! オムツ替えるわ。
こっちにちょうだい!」
基本的に、大きい方は私が替える。
そういうパパママは多いらしい。
いくら産婦人科医といっても、ちょっとハードルが高いよね。