御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜
時計を見ると、昼の1時を過ぎたところだった。自然分娩のはずが、結局帝王切開に切り替えたので、想定より早く終わった、と言う旨のLINEが寿貴先生から来ていた。
お昼は過ぎるから、昼ごはんは昇平と食べる、とも。それを見たから、松寿庵でゆっくりしちゃったんだよね。
「………そう、ですか…。」
「あの、良かったらうちで待たない?」
「え?…あの……」
「佐原さん、あとは引き受けます。」
「…宜しいのでしょうか?」
「ええ。戻ってきたら、そう伝えてください。」
「承知いたしました。」
私は急いで母にLINEを送った。
するとすぐに電話がかかってきた。
「あ、ごめんね?」
『今ちょうど仁貴ちゃん、グズグズ言い出したのよ。そろそろお腹が空いたんじゃないかしら。
ベビーカーに乗せてみたんだけど、機嫌は治らないし。花が帰っているならこのまま連れて行こうか?』
電話の向こうで仁貴の泣き声が聞こえた。
授乳中の母親にとって、この泣き声と身体は連動している。一気におっぱいが張ってきた。
「じゃあお願いする。
……うん。待ってる。」
お昼は過ぎるから、昼ごはんは昇平と食べる、とも。それを見たから、松寿庵でゆっくりしちゃったんだよね。
「………そう、ですか…。」
「あの、良かったらうちで待たない?」
「え?…あの……」
「佐原さん、あとは引き受けます。」
「…宜しいのでしょうか?」
「ええ。戻ってきたら、そう伝えてください。」
「承知いたしました。」
私は急いで母にLINEを送った。
するとすぐに電話がかかってきた。
「あ、ごめんね?」
『今ちょうど仁貴ちゃん、グズグズ言い出したのよ。そろそろお腹が空いたんじゃないかしら。
ベビーカーに乗せてみたんだけど、機嫌は治らないし。花が帰っているならこのまま連れて行こうか?』
電話の向こうで仁貴の泣き声が聞こえた。
授乳中の母親にとって、この泣き声と身体は連動している。一気におっぱいが張ってきた。
「じゃあお願いする。
……うん。待ってる。」