御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜
「え? あ、失礼致しました!
俺は花の幼馴染です。幼稚園から高校までずっと一緒で。3時にご挨拶に伺うつもりだったんですが、早めの新幹線に乗ったので、ここにも11時過ぎに着いたんです。
それで、花に連絡してみたんですよ。」
「…そうか。」
幼馴染…。
「花は地元を離れてから、大型連休は帰省していたんです。約1年ぶりですね。前回会ったのは昨年のゴールデンウィークでしたから。」
昨年のゴールデンウィーク…
と言うことは、俺と出会う直前か。
「その時は、相変わらず誰とも付き合ってないし、恋愛自体全く興味なさそうで。
いつも通りコーヒーの話ばっかだったんです。
それがひと月もしないうちに結婚って聞いてびっくりしました。
朝倉の親戚に戸籍謄本を依頼したでしょう?
それで俺達幼馴染にも知れ渡ったんです。」
「…なるほど。」
「皆んな衝撃でしたよ。
まさかのスピード結婚。しかも、間を空けず妊娠でしょう?」
「…あ、ああ。」
なんだこれ。俺は責められているのか?
確かに、フライングしたのは事実なんだけどな。
俺は花の幼馴染です。幼稚園から高校までずっと一緒で。3時にご挨拶に伺うつもりだったんですが、早めの新幹線に乗ったので、ここにも11時過ぎに着いたんです。
それで、花に連絡してみたんですよ。」
「…そうか。」
幼馴染…。
「花は地元を離れてから、大型連休は帰省していたんです。約1年ぶりですね。前回会ったのは昨年のゴールデンウィークでしたから。」
昨年のゴールデンウィーク…
と言うことは、俺と出会う直前か。
「その時は、相変わらず誰とも付き合ってないし、恋愛自体全く興味なさそうで。
いつも通りコーヒーの話ばっかだったんです。
それがひと月もしないうちに結婚って聞いてびっくりしました。
朝倉の親戚に戸籍謄本を依頼したでしょう?
それで俺達幼馴染にも知れ渡ったんです。」
「…なるほど。」
「皆んな衝撃でしたよ。
まさかのスピード結婚。しかも、間を空けず妊娠でしょう?」
「…あ、ああ。」
なんだこれ。俺は責められているのか?
確かに、フライングしたのは事実なんだけどな。