捨てられ幼女は最強の聖女でした~もふもふ家族に拾われて甘やかされています!~
そんな安堵感が広がっていたある日。ローゼマリーは夜中に私を中庭へ連れ出し、透き通るような月光に照らされた東屋でこんな話をした。
「〝お姉様〟知っている? ここはゲームの世界なのよ」
「げえ……む? カードとかボードゲームのこと?」
いつの間にやら〝お姉ちゃん〟から〝お姉様〟へと呼称が変わっていた。
訝しみながらも、妹の話に耳を傾ける。
妹はにっこりと大人びた笑みを浮かべると、そのゲームの話をし始めた。
「違うわ! ここは出荷本数百万本を超える乙女ゲームの世界なの。すごいでしょう!」
乙女ゲームとは、別の世界の恋物語を体験できる娯楽らしい。
ゲームの内容はこうだ。
「〝お姉様〟知っている? ここはゲームの世界なのよ」
「げえ……む? カードとかボードゲームのこと?」
いつの間にやら〝お姉ちゃん〟から〝お姉様〟へと呼称が変わっていた。
訝しみながらも、妹の話に耳を傾ける。
妹はにっこりと大人びた笑みを浮かべると、そのゲームの話をし始めた。
「違うわ! ここは出荷本数百万本を超える乙女ゲームの世界なの。すごいでしょう!」
乙女ゲームとは、別の世界の恋物語を体験できる娯楽らしい。
ゲームの内容はこうだ。