奪って、浬くん



お気に入りで、全巻揃えたマンガ。


ふわふわで天然なヒロインと、クールでかっこいいヒーロの、幼なじみふたりのお話。


ペラペラとめくってみると、現実との差にグサッと矢が心臓に刺さる。


ヒロインが幼なじみの男の子の部屋でくつろいでいたら、急に押し倒されるシーン。


『俺のこと、男として意識して、』....と、男の子は甘いセリフをささやく。


....そういえば、わたし、浬くんに触ってもらったことない。


ハグとか、頭ポンポンとか、そういう子どもな触れあい.....?みたいなものはあるけど。


キス、とか.....その先、とか。


すき同士なら、そういう雰囲気になったりもするよね.....。



「....やっぱり、浬くんは──」



──すると、ピコン、と聞き覚えのある音がした




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