幼なじみは一途に絡まった赤い糸をほどく◆おまけのお話追加しました◆
「あれは社長の彼女だよ」
「ひっ、略奪!」
正直に事実を伝えただけなのに、小春はなぜか違う解釈をして小さく悲鳴を上げた。
「違うよ。社長に頼まれて送っただけ。うちの会社の秘書なんだ。俺は小春のことしか見えないし、小春以外を好きになるなんてありえないよ」
「本当に?」
「本当。どうしたら信じてくれる?」
「じゃあいっぱい好きって言って」
「好きだよ。大好きだ」
「足りない」
「好きすぎて死にそう」
「死んだら嫌だ」
じりっと近寄る政宗の瞳はいつも以上に柔らかく甘い。小春はその瞳に吸い込まれるかのように政宗をじっと見つめた。
政宗の大きくて暖かい手が小春の頭を優しく撫でる。その手が耳を掠め頬を包んだ。ゆっくりと距離が縮まっていき、自然と目を閉じる。
優しくゆっくりと重なった柔らかなキスは、どんなものよりも甘かった。
ずっとずっとこのままくっついていたいとも思う。キスだけで心がすっと浄化されていくような気がするのはなぜなんだろう。
「ひっ、略奪!」
正直に事実を伝えただけなのに、小春はなぜか違う解釈をして小さく悲鳴を上げた。
「違うよ。社長に頼まれて送っただけ。うちの会社の秘書なんだ。俺は小春のことしか見えないし、小春以外を好きになるなんてありえないよ」
「本当に?」
「本当。どうしたら信じてくれる?」
「じゃあいっぱい好きって言って」
「好きだよ。大好きだ」
「足りない」
「好きすぎて死にそう」
「死んだら嫌だ」
じりっと近寄る政宗の瞳はいつも以上に柔らかく甘い。小春はその瞳に吸い込まれるかのように政宗をじっと見つめた。
政宗の大きくて暖かい手が小春の頭を優しく撫でる。その手が耳を掠め頬を包んだ。ゆっくりと距離が縮まっていき、自然と目を閉じる。
優しくゆっくりと重なった柔らかなキスは、どんなものよりも甘かった。
ずっとずっとこのままくっついていたいとも思う。キスだけで心がすっと浄化されていくような気がするのはなぜなんだろう。