幼なじみは一途に絡まった赤い糸をほどく◆おまけのお話追加しました◆
***
平日昼間のおにぎり屋は、実質優也が主体となって経営している。当然小春は学校に行っており、両親は忙しい時間帯だけ手伝うといった感じだ。
客足が途絶えた時間帯に、政宗はおにぎり屋を訪れた。
「優也、頑張ってるな」
「政宗、いつもの?」
「たまには違うのにしようかな?」
他に客がいないので、政宗はいつもよりゆっくりとショーケースを覗き込んだ。知らない間に種類が増えていて、商売熱心なことに感心する。
「アボマグって何?」
聞き慣れない言葉に、政宗は首を傾げる。
「アボカドとマグロのこと。小春が考えて試験的に置いてる。味はおすすめだけど、作るのはなかなかしんどい」
「そうなんだ。じゃあそれもらおうかな?小春は元気にしてる?」
小春がおにぎり屋を手伝うのは学校が終わった後や休みの日だ。しばらく会っていないなと思い軽い気持ちで聞いた政宗だったが、優也から思わぬ重い話を持ちかけられた。
平日昼間のおにぎり屋は、実質優也が主体となって経営している。当然小春は学校に行っており、両親は忙しい時間帯だけ手伝うといった感じだ。
客足が途絶えた時間帯に、政宗はおにぎり屋を訪れた。
「優也、頑張ってるな」
「政宗、いつもの?」
「たまには違うのにしようかな?」
他に客がいないので、政宗はいつもよりゆっくりとショーケースを覗き込んだ。知らない間に種類が増えていて、商売熱心なことに感心する。
「アボマグって何?」
聞き慣れない言葉に、政宗は首を傾げる。
「アボカドとマグロのこと。小春が考えて試験的に置いてる。味はおすすめだけど、作るのはなかなかしんどい」
「そうなんだ。じゃあそれもらおうかな?小春は元気にしてる?」
小春がおにぎり屋を手伝うのは学校が終わった後や休みの日だ。しばらく会っていないなと思い軽い気持ちで聞いた政宗だったが、優也から思わぬ重い話を持ちかけられた。