幼なじみは一途に絡まった赤い糸をほどく◆おまけのお話追加しました◆
小春が駅前に着くと、待ち合わせの大時計の前にはすでに政宗が待っていた。
スラリとした身長も、長くて細い足も、立っているだけなのに優しい雰囲気を醸し出すその容姿も、すべてが小春をドキドキさせる。
「政宗くん、お待たせしました」
「いや、付き合ってもらって悪い」
「ううん。私もパンケーキ食べたかったし」
二人並んで歩き出す。
触れそうで触れない距離に、小春はまたドキドキした。こうして政宗と並んで歩くのは久しぶりかもしれない。
この手を繋ぐことができたらいいのに……。
すぐ近くにあるのに触ることのできない政宗の手。かっこいい、大きな手。見上げれば政宗が微笑み返してくれる。そうすると小春の胸はきゅーんとなってますます政宗への想いが強くなるのだ。
(し、幸せで死にそうっ)
今すぐにでも夏海に報告したくなるくらい、小春はキュンキュンと胸をときめかせていた。
スラリとした身長も、長くて細い足も、立っているだけなのに優しい雰囲気を醸し出すその容姿も、すべてが小春をドキドキさせる。
「政宗くん、お待たせしました」
「いや、付き合ってもらって悪い」
「ううん。私もパンケーキ食べたかったし」
二人並んで歩き出す。
触れそうで触れない距離に、小春はまたドキドキした。こうして政宗と並んで歩くのは久しぶりかもしれない。
この手を繋ぐことができたらいいのに……。
すぐ近くにあるのに触ることのできない政宗の手。かっこいい、大きな手。見上げれば政宗が微笑み返してくれる。そうすると小春の胸はきゅーんとなってますます政宗への想いが強くなるのだ。
(し、幸せで死にそうっ)
今すぐにでも夏海に報告したくなるくらい、小春はキュンキュンと胸をときめかせていた。