幸せになりたい。
先生「こんにちは。」
みはる「こんにちは。」
聴診などの基本的なことをされたあと、色々なことを聞かれた。
最近の体調のことや、あざのこと。
先生「いきなりで申し訳ないけど、採血します」
私(え?採血って血をとるやつ? やったこと無いんですけど。 無理なんですけど。)
心の中では色々なことを叫んだ。
が、人見知りの私はただただ固まる事しかできなかった。
その様子を見た先生が、
「ごめんね。いきなりで。びっくりしたよね。 自己紹介も遅れたね。 僕は”浦 達也”っていいます! 好きなように呼んでね。よろしく!」
みはる「よろしくお願いします。」
浦「ちょっと身体がしんどそうだから検査させてね。」
「ちょっとチクッとするだけだから!」
そう言われても、何も動けないみはるをみて浦先生は看護師を呼んだ。
「こんにちは。健人です! ちょっと腕見せてねー」
そう言ってみはるの手を台の上に乗せ固定した。
みはる「ちょっと。。、。」
浦先生が準備をしている姿を見て、更に怖くなった。
浦「じゃあ、ちょっとチクッとするよー」
何も抵抗できないまま針が刺された。
みはる「いっっっっ!。。。」
少しだけ声を出して、静かに泣いた。
健人「もうちょっとねー!がんばるよー。」
みはる(小声で)「もうやめて。」
健人「頑張れてるよー!」
浦「よしっ!おわり!がんばった!」