罰ゲームから始まる恋



「遅くなってごめん!寝坊しちゃった。」



「全然待ってないから大丈夫だよ!」



なんて会話を交わしつつ、学校に向かう。


お互い無言ですっごい気まずい。



「えっと……好きなものとかある?」



初心者みたいなことを聞いてみた。



「あっ、んー、そうだなー……」



え、好きな物聞いただけなのにそんなに考える……?



「甘いものとか好きかな!」



めっちゃ考えた末に出てきた答えは甘いもの。



「そ、そっか!おいしいよね!」



「今度一緒に行く?」



「あ……いや、それは申し訳ないから遠慮しておく!」



お互いに気まずいし、会話もないし、仲良くもないしね!


頑張って話題を捻り出そうとしたけど、結局何も思いつかないまま学校に着いてしまった。


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