罰ゲームから始まる恋



お、出てきた。


教室に向かってる?

向かってるね!




彼が教室に入ると、



「おおー、どうだった?」



という声が聞こえてきた。


多分、私や大宮くんと同じクラスの小林順平くん。

多分ほかに2人居て、3ヶ月付き合えたら全員で3000円だった気がする。



「せーいこーう!」



というなんとも性格の悪そうな声が聞こえた。


うん、まあ成功だよね。
私が賭けだって知ってること以外は。



「じゃあ今日から3ヶ月なー、頑張れよ!」



「てか、ちゃんと付き合えよ?告白して終わりーとかじゃなくて」



「ああ、とりあえず今日LINEして、明日から一緒に学校来るとか、一緒に帰るとかしようかなって」



え………………めんどくさ。


なんだなんだ、ガチでやる気じゃん。

えええなんだよめんどくさいね!?


< 6 / 14 >

この作品をシェア

pagetop