ドS過ぎるヤンツンデレ様の言いなりに②〜私には決して逆らえないあなた〜
 すると、ギュッと私の良心が締め付けられて、苦しくなった。

 私は、無心と新様の方を両手で挟んだ。

「なっ!?」

 綺麗な顔がほんのり赤く染まる新様。

「可哀想なので、新様を好きになるまでは、絶対に新様から離れませんよ」

 まるで音符マークをつけるかのようにそう言うと、新様な目に涙を浮かべた。

「ええっ!?ご、ごめんなさい!イヤでしたか!?」

「ちが、う……嬉しいんだ……」
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop