150センチのママ~不妊治療を乗り越えて~
第4章 いざ病院へ!
そうして少しも落ち着かないままに、気が付けば季節は12月になり……。
とうとう、近くの産婦人科を予約した日がやって来た。
看護師さんが冷たかったら……
先生が感じ悪かったら……
他に産む選択肢なんてないからこそ、不安でたまらない。
「どうしても嫌だったら名古屋に帰ったっていいんだしさ」
リュウジはそう言ってくれるけど、やっぱり実家じゃなくて彼のそばで産みたい。
出来る事なら、一番にチビを見せてあげたいから、実家に帰るなんてどうしても嫌だ。
あまり眠れない私の中で、チビは今頃ぐっすり眠ってるんだろう。
母体の睡眠時間と、チビの睡眠時間が関連してないシステムは本当に助かる。