キミと、光さす方へ
そんなことを考えながら、待ち合わせ場所のバス停までやってきた。
このバスに乗って遊園地へ行くのだ。
だいたい30分くらいで到着する予定。
今日は休日だからきっと人も多いだろう。
でも、遊園地の中ならきっと大丈夫だ。
あのアトラクションの近くに行かなければ問題ない。
バス停のベンチに座ったタイミングで、スマホが震えた。
バッグから取り出して確認してみると、それは泉からのメッセージだった。
《泉:ごめん琴江、風邪ひいちゃって今日は行けなくなった。勇人によろしく言っておいて!》
そんな文面とともに体温計の写真が添付されている。
37度8分と表示されている。
「嘘でしょ」
あたしは慌ててメッセージを送り返した。
《琴江:冗談だよね? 来るよね?》
それは懇願するようなメッセージだった。
心の中にいる自分がジットリとあたしを睨みつけているのがわかる。
このバスに乗って遊園地へ行くのだ。
だいたい30分くらいで到着する予定。
今日は休日だからきっと人も多いだろう。
でも、遊園地の中ならきっと大丈夫だ。
あのアトラクションの近くに行かなければ問題ない。
バス停のベンチに座ったタイミングで、スマホが震えた。
バッグから取り出して確認してみると、それは泉からのメッセージだった。
《泉:ごめん琴江、風邪ひいちゃって今日は行けなくなった。勇人によろしく言っておいて!》
そんな文面とともに体温計の写真が添付されている。
37度8分と表示されている。
「嘘でしょ」
あたしは慌ててメッセージを送り返した。
《琴江:冗談だよね? 来るよね?》
それは懇願するようなメッセージだった。
心の中にいる自分がジットリとあたしを睨みつけているのがわかる。