ドS過ぎるヤンツンデレ様の言いなりに③〜あなたの秘密〜
「あ、新様、キズの事……」

「キスしてくれるならいいぞ?」

「ふぇっ……!?」

 きゅ、急過ぎる……!!

「ふっ、そんな焦った顔するな、嘘だ」

 優しく微笑まれて、心臓がうるさいほどに鼓動を高テンポで刻む。

「う、嘘じゃあないでしょう?」

「っ」

「図星なんですね、お可愛い」

 なんか、不器用で可愛い生き物だなぁ、新様って。「黙れ、お前の方が可愛いだろう?」

「っ……!」

 甘々な声を出して、そんな事を言われたらバクバクして、心臓がバクバクして仕方ない!

「……母親と姉と兄に虐待されてたんだ」

「えっ……?」

「別に母さんと姉ちゃんになら勝てたけど、兄ちゃんには敵わないから……」

 なんて可哀想なんだろう……。

「守りますっ……!」

「えっ?」
「これからは、私が新様を守っていきます!」

「ははっ、それはすごいな」

 そう言って、新様は微笑んだけど……


 可哀想だから、今私はここで、初めてのki……をあなたに


tubuku♡
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