闇に堕ちたシンデレラ
ああ、これはきっと天罰なんだ。やっぱり盗みなんてしてはいけなかったんだ。楽しいゲームなんかじゃなかったんだ。

「物を盗む悪い子はお掃除しないとね」

まるで万引きをしていた時のあたしのように、女の子は目を輝かせながら言う。その手にあったのは、女の子が乗っていたほうき。でも何故か、死神が手にしているような大きな鎌へと変化している。

こうしてシンデレラは、誰からも追われることがなく暮らせるようになりました。






< 15 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop