何度も、何度でも。
でも、私とめんどくさそうな顔をしている
結翔が以外はみんな結構乗り気で、
すでに集まって話し合いを始めている。

「みんなよろしく~!私のことは友梨那って
 よんでね~」

「俺も春樹でいいよ。よろしくー」

「私たちのことも名前呼びでいいよー。
 ね、澄華」

「も、もちろん!」

「ねえねえ!友梨那ずっと気になって
 たんだけど、澄華と颯真ってー、
 付き合ってるの?」

「う、うん」

友梨那の顔が曇った気がした。でも、ほんの一瞬だったので、見間違いかもしれない。

「そうなんだ~!お似合いだね!」

やっぱり、見間違えだったみたい。
友梨那はニコッと笑うと、自分の席に戻って行った。


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