俺のボディガードは陰陽師。~第五幕・白昼夢~
まず、この男を排除せねば。
そうして、我々は行動に出る。
結界を予め織り交ぜた地下階に彼を閉じ込め、そこに複数の魔族を放つ。
魔族の集団で人間一人を確実にボコるという作戦だ。
魔族らを引き連れ、その作戦に乗り出したのは…あの、愛しい彼女だった。
札幌駅と大通を繋ぐ地下歩行空間を舞台に、その作戦は実行される。
自分は結界のすぐ外で高見の見物だ。
案の定、竜堂は人型魔族、稀少種魔族計5体相手に、2体残して力尽きる。
思ったよりも被害が大きかったが、まあ計画通りだ。
ついでに、そこにいる使えない神童、竜堂の彼女とおまけの新人神童も始末してしまえ。
…だが、その使えない神童が誤算だった。
(…な、何だあれは?!)
竜堂が力尽きた途端、その彼女の体には急激に神力が凝縮されていた。尋常じゃないほどの圧力を結界越しでも感じる。
その右手にはいつの間にか、細い真剣が召喚されており、本人自体も何か様子がおかしい。
『我が名は、東方将軍・頼吒持国天…』
(…何だって?憑依型!)