俺のボディガードは陰陽師。~第五幕・白昼夢~

部活帰りの俺を出迎えたのは、リビングのソファーに体勢を崩してすっかり寛いじゃっている二人だった。

テーブルにお紅茶とお菓子で、何だか貴族風のティータイムだ。

…テーブル上では、ジュエリートレイに飾られるように置かれた、あの拾得物が、お菓子の横をちゃっかりキープしているのが気になったが。



そんな二人とは。

俺のボディガード兼恋人のなずな。

そして…。



「おぉー!夢殿の伶士殿、おつかれなのだ!まさかおまえさん、シローの息子とは知らんかったのだぜよ!許せじゃなもし!」



キャラ設定は、統一してくれ。



なずなの斜め向かいの一人掛けソファーには、あの少年神様。

ぽめの主人様である、豹牙がどっかりと座り込んでいた。

そして彼は、初対面の時とは違って、服装が赤いTシャツにデニムと、俺たちと同じような洋服を着ている!金髪だし、ただのギャル男!

武器は?!ファンタジー世界の住人ファッションはどうなったんだ?!

忠晴の脱一般人疑惑(一瞬の疑惑でしたが…)といい、驚くことばかり。



「え、ど、どうしたんですか……」

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