世界No.1の総長と一輪の花 クリスマス特別編
「詩優のプレゼントなに~?」
倫也は急に現れて、俺よりも先にプレゼントの袋の中を覗き込む。
すると、急に大笑い。
「これ選んだやついいセンスしてる!!」
倫也はそう言って、「竜二のはなに~?」と今度は竜二のところへと行く。
俺は今度こそプレゼントを袋の中から取り出して、手に取る。
袋に入っていたのは……サンタとトナカイの置物。
しかも、それは結構リアルな顔してる。
あんま可愛くはないけど、普通に使えそう。
花莉が嫌じゃなければ玄関にでも置いとくか。
そう思ったところで、また聞こえてくる倫也の笑い声。
今度は竜二のほうから。
「誰だよこれ選んだの~!!」
倫也がめちゃめちゃ大笑いするから、竜二のプレゼントが気になり、見にくいった。
倫也が手に持った、竜二のものだと思われるプレゼント。
それは……イチゴ柄のブリーフパンツ。
「……これは俺に当たったからまだいいが。京子や妃芽に当たったら引かれるからな」
竜二はため息をひとつ。