世界No.1の総長と一輪の花 クリスマス特別編




「あたしはそれ、全然いいと思うよー!!もし当たったらもやし倫也に履かせてたしー!!」



ローストチキンを両手に持ってそう言ったのは明日葉。
それに倫也は反応して。



「竜二は今、京子とひめちゃんって言ったんだよ~。初めから明日葉の心配はしてません~」



その言葉に「なんだとー!?」とローストチキンを皿において立ち上がる明日葉。
それから、いつものように追いかけっこが始まった。



2人は倉庫内をぐるぐるぐるぐる。
竜二はいつものように眉間にシワを寄せてるけど、今日はため息をつくだけで注意はしない。




クリスマスパーティーだから、大目に見てるのかも。




俺もただ2人を応援しながら見ていたら、



「あっ!シユーのプレゼント、俺が選んだやつだぁ~」



玲央が急に現れて、俺の隣の席に座った。
玲央は笑顔で、すごく楽しそうな表情。



楽しんでるみてぇで良かった。
って、この置物、玲央が選んだやつなのか。




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