シンデレラは、ここにいます。〜嘘恋〜

ブー…ブー…ブー…



「恋々、、、今、駅ついた、、、
、、、どこにいる、、?」



雨登くん

ホントに駅向かったんだ



「もぉ電車…」



ホントはまだ駅に着いてなかった



また嘘をついた



「そっか、、、ごめん、、オレ、遅くて、、」



「んーん…」



雨登くん走ってくれたのかな?

息が切れてる



心配してくれてる?



そんな雨登くんに

嘘をついてる



「恋々、、次、いつが、空いてる?」



「私はいつでも大丈夫…
あ、明日だけ雑誌の仕事があるかも…
雨登くんの予定に合わせるよ」



雨登くんに心配させないように

できるだけ明るく話した



次はどこに行くのかな?

またSNSに投稿するプリ撮るだけ?



「さっき、恋々に、お菓子買ったんだ、、、
だから、、、渡したかった
期間限定のヤツ」



「そーなの?ありがと

友達は?
一緒に遊ばなかったの?」



「うん」



「チケットあれば再入場できるはずだよ
また友達と合流して!
お菓子は次の時もらうね

楽しそうなアトラクションいっぱいあったよね
私も乗りたかったな…」



「恋々、、
次に会う約束、、、
今日じゃ、ダメ、、、?」



「え…?今日…?今日って…」



これから?



「一緒に戻ろうよ、、、

オレも乗りたいアトラクションあった」



「え…」



駅の階段を上がろうとしたら

雨登くんがいた


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