オレにしか、触らせるな!
「瑠愛!」
声の方を見たらママだった
「…ママ」
「お友達?」
ママは棒くんを見て微笑んだ
「友達、じゃない」
「じゃあ、彼氏?」
「んーん、同じクラスの人」
「はじめまして、棒です」
「こんばんは、棒くん
…
瑠愛が男の子といるなんて珍しい
今度よかったら遊びに来てくださいね」
「はい…」
ママの少し先にいた石神さんが会釈した
「ママ、今日泊まってくるんじゃなかったの?」
「うん
石神さんがうちに来ることになったの」
「そっか…そーなんだ」
「じゃあ、ママたち先に帰ってるね」
「うん」