オレにしか、触らせるな!

ひとりで冷たいベッドに入った



なんか残酷だね



オレたちは

こーゆー関係にしかなれないのかもね…



あの時と違うことは

それを知ってても

渉香と一緒にいたいと思うこと



大人になって

いろいろなことを知った



真っ直ぐで1番しかいないと思ってた

あの頃


1番じゃなきゃ意味がないと思ってた

あの頃



そーじゃなくても

渉香と一緒にいたいと思うオレは

ズルい大人になったよね



最後なんて言うなよ

このままの関係でもいいから…



好きだよ…なんて言わないから

オレに会いに来てよ



悪びれ無い様子で

また来るね!って言ってよ



オレ

ずっと待ってるから…



渉香の1番になれなくても




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