オレにしか、触らせるな!

瑠愛に電話した



「瑠愛…」



「なに?」



「さっきは、ごめん…」



「なんで、颯が謝るの?」



「瑠愛のこと信じてないみたいな…
オレ、なんか、焦ってて…
絶対そんなことないのはわかってるのに…」



「ごめんね」



「なんで瑠愛が謝るの?」



「私が笑ったから…ごめん…」



「ん?」



「会いたいよ、颯」



「うん…」



「さっき会ったばっかりなのにね…

私はね、颯が大好きなんだよ」



スマホから

瑠愛の真剣な声が聞こえてきた



瑠愛を抱きしめたくなった



「瑠愛…
会いに行っても、いい?」



「うん、待ってるね」


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