私しか、知らないで…

北翔はずっと一緒に帰ってくれて

電車の中では手を繋いで私を守ってくれた



でもそれだけで

北翔と私はずっと友達だった




先生がおいしいって言ってくれるから

私は先生にお弁当を作り続けた



でもそれだけで

先生と私はずっと先生と生徒だった



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