許す事ができるの?
夜は、何度か痛みで目が覚めるが
一度だけ痛み止めをもらい
あとは、我慢でき
眠る事ができた。

翌日の午後に
荒垣さんと咲茉ちゃんが来てくれた。

荒垣さんの顔は
疲れがとれてないように感じた。

咲茉ちゃんが選んでくれた
パジャマをもらった
あっ、良かったサイズが3Lだ。

旦那さんが大きいのかな
と、少し落胆する自分もいて
びっくりする。

下着やタオルもあった。
タオルは、ふっくらとしていて
洗ってきてくれたのが
わかり、嬉しくなる
下着は····考えない。

お弁当も作ってくれていて
中庭で食べさせてもらう事にした。

お弁当が本当に美味しくて
こんな美味しい料理を食べれる
旦那さんは幸せだと思い口にすると····

咲茉ちゃんから
パパは、いないと言われて
すぐに二人に謝った。

だが、心の中は
謝罪の他に不謹慎だが歓喜があった。

彼女の疲労が心配で訊ねると
咲茉ちゃんをなくすのかと
考えたのだろう
涙を流す

そんな彼女に
たまらない気持ちになり
あろうことか
彼女を抱き締めてしまった。

咲茉ちゃんも不安そうだったから
頭を撫でてあげる。

しばらくすると
荒垣さんは、お礼を言いながら
顔を上げた。
涙で光る彼女の瞳は
儚くて辛そうだった。

俺は、この二人を守りたいと
強く思い。
彼女・恵さんと連絡先を交換した。

中庭から戻り
恵さんと咲茉ちゃんとわかれて
院内に戻る時に·····

見た事がある顔の女性が前を過ぎた
スーツを着た男性の後ろを歩いていた。

俺は、その人達の後をついて行く。
その二人は、
特別室の方に歩いて行き
病室へと入っていった。
そこには、
« 水島 »と、かかれていた。

📌今、病院では、名前を掲示するか
患者さんに訊ねるみたいですが。
勝手に書かせて頂きました。
申し訳ありません。Mamo📌
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