許す事ができるの?

···何が


恵···恵さんに連絡をする。
『あれから、LINEに余り
返事を頂けませが
何か、気を悪くされるような事を
したのでしょうか?
凄く気になります。
そうで、あれば
言って貰えませんか?

その件とは、別に大切なお話があります。
咲茉ちゃんに聞かせて良い内容では
ないと思いますので
咲茉ちゃんを抜きに
お話し出来たらと思っています。』
と、送る。

動物園から、
俺だけが恵や咲茉ちゃんに
近づけたと思っていたのだろうか?

嫌われてしまったとしても
戸川さんについて
話をしなければならない。

毎日、LINEをするが
既読にはなるが
恵は、返事がないか
一言だけだったり。

恵に気を使わせたいわけではないが
恵と咲茉ちゃんと
離れてしまいたくない気持ちが
俺には、あった。

それは·······

わかっている
俺は、恵が好きだと
そして、咲茉ちゃんも可愛くて
たまらない。

だが······気持ちを伝える前に
さけられるとは····

縁が······ないのだろうか····

俺は、恋愛から遠退いていた。

高校や大学の時代にも恋人はいた。

だが······

付き合ってみると違っていた
とか·····
一緒にいて楽しくない、とか···
本当に好かれているのかわからない、とか····

正直、一時期、女性恐怖症に
なるくらい······

今までは、見合いの話があっても
断ってきた。
両親も、今では諦めているようだ。
仕事は真面目にやっているし
弟が、結婚して
両親と一緒に暮らしてくれているから
安心していれる。

『ごめんなさい。
上杉さんは、何も悪くありません。

何かお話があるのですね。
咲茉が、いない時となると
中々難しいのですが。
上杉さん、授業の空き時間
ありますか?』
と、恵からLINEがやっときた。

上杉さん·····か····と思いながら
『その件も聞きたいけど。
話の方は、恵さんにとって
知らないといけないのでは
と、思っています。
明日でしたら、テスト休みですので。』
と、返信すると
『それでしたら、
明日の10時過ぎで宜しいですか。』
と、なり
カフェで待ち合わせをした。
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