許す事ができるの?
···大丈夫?
陽史が目を覚ますと
恵はベッドにいなくて
陽史は、足の感覚がないが
足を引きながら
リビングに行く
「あっ、陽ちゃん。おはよう。」
と、咲茉
「咲茉、おはよう。あっ、いてて···」
「大丈夫?」
と、咲茉がそばに来てくれて
「う~ん、しびれた。」
と、言うと
咲茉は、笑いながら
「座って。」
と、ソファーに座らせてくれた。
恵は、心配そうな顔をして
近づいてくるから
「大丈夫だよ。痺れただけ。
あっ、恵、おはよう。」
「おはよう。ごめんね。
陽史さん、大きいから
動かせなくて。」
と、言うから
咲茉は、また、笑っていた。
三人で朝食を食べて
恵は、歯ブラシは、あるからと
新しいのを出してくれたから
使わせて貰い
一度、家に戻ってから
学校へ向かう事にした。
陽史が、あまりにも恵を心配するから
「着いたとき、終わった時
LINEするから」
と、言うとやっと納得した。
咲茉は、私達二人の会話を聞いて
ニヤニヤ、ニコニコしながら
「そんなに心配なら
陽ちゃん、今日も泊まって。
あっ、着替え持って来てね。」
と、言うから
真っ赤になる二人。
陽史が恵を見ると
恵は、頷いたから
陽史は、笑いながら
「じゃ、またお邪魔します。
咲茉も恵も気をつけて行ってね。」
と、言ってから帰っていった。
咲茉は、陽史が帰ってから
「陽ちゃんも一緒に住めばよいのに。」
と、ブツブツ言いながら
ランドセルを取りに行き
準備をする。
恵は、咲茉の言葉に
呆気に取られながら·····
まだ、口の中が気持ち悪いが
後は、どうもない事に
ホッとしていた。