こんな思いを···いつまで
···残った者は
宮子と叶と秋穂は、
「「「まぁ、お忙しい事。」」」
と、言うと
「マシューは、秒刻みなんだよ。
俺達も忙しいけど
その比ではないよ。
あんな風にしているけど
コンッエルとしてのマシューは、
近づけないよ、怖くて。
ひまりちゃんだから、
いや、ひまりちゃんにだけだよ。」
と、充彦が言うと皆それぞれ
唖然としながら頷いていた。
みんな忘れてるようだが·····
「鮎川さん、全て終りましたので
お帰り下さい。
あなたが、この先
どのように生き、過ごされても
私達は、一切関知いたしません。
ですが、くれぐれも
ひまりちゃんには、関与しませんように
あなたのひまりちゃんに
してきたことは、虐待なんですよ。
育児放棄と···言う。ネグレクトです。
なんども、何度もひまりちゃんを
言葉の限り罵り、蔑み、怒鳴りちらし
どんなにひまりちゃんが
傷つき、悲しみ、辛さを味わってきたか
わからないでしょう。
まぁ、あなたが、憎み嫌う
彼女は、もういませんから
自由に過ごして下さい。」
と、充彦と三菱の総帥、住友の総帥は
部屋を後にした。
三菱の宮子様も住友の叶様も
鮎川に頭を下げて部屋を後にした。
秋穂は、鮎川に近づき
鮎川に菫様から頂いた手紙を渡した。
「私は、これからも
ひまりちゃんを見守って行きます。
それが、五月の願いだと
思っていますから。」
と、頭を下げて部屋を出た。