こんな思いを···いつまで
三話···告げる
···翼
「翼、お帰り。」
「ただいま。」
と、言って先に帰っていた静を
抱き締める。
「うふっ、どうしたの?
社長の話し、難しい内容だったの?」
と、言う静に
「いつもの事だ。
さぁ、夕飯はなにかな?」
と、言って手洗いにいく。
静は、忙しくても
手料理を作ってくれる。
俺は、この安らぎを
捨てる事ができるのだろうか?
と、考えながらダイニングに行くと
テーブルには、料理が並べられていた。
二人で
「「いただきます。」」
と、言って食べる。
その後は、順番にお風呂に入り
俺は、静を抱く
慣れ親しんだ静の身体
どこをどうさわれば良いのか
把握仕切っている。
「···んっ····つばっ···さ···」
「しず···かっ···たまら···っ·ないっ···」
裸のまま、静を抱き締めて
眠りにつく。
四月まで、あと二週間
週末には、話さないと····。
ここは、俺のマンションだ。
静も、自分のマンションがあるが
俺が、ここにいるように言った。
総帥・父の話しでは
新居の話がでたが
鮎川側から
結婚後に一緒に暮らしたいと
話があったらしく
俺としては、ホッとした。
4月1日は、鮎川財閥の総帥と
ご令嬢が会社の方に見える。
その日は、挨拶だけで
総帥もご令嬢も帰宅するとのこと
フン··お気楽なもんだ。