こんな思いを···いつまで
···アメリア
今では、ひまり様の
ボランティアの依頼は多く
アーク様も一緒に
ピアノを弾かれる事もある。
お一人生まれるたびに
ひまり様は、お美しくなられ
母としての強さ
マシュー様に愛されてる
自信に満ち溢れている。
パーティー等の招待も
マシュー様よりひまり様に
出席していただきたいとの
主催者側の意向が感じられる。
先日のパーティーは、
ひまり様は、ボランティアの為
少し遅れて入られた。
マシュー様だけだと
皆様、ひまり様は?
と、質問されていたが
ひまり様が会場に入られると
直ぐにわかる
会場内が、
ざわざわとざわつき始め、
男性陣がキョロキョロする
マシュー様は、一つため息を付き
ひまり様の元へ。
ひまり様は、マシュー様を
とらえるとなんと表現してよいのか
わからないほどの微笑みを向ける。
『マシュー、遅くなりまして
すみません。』
『無理を言ってすまない。
あちらは、大丈夫だったか?』
『はい。ありがとうございます。』
と、言うとマシューは、
『我妻は、本日も、美しい』
と、頬にキスをする。
本日、ひまり様は、
秋穂様からの
送り物の着物を着ている。
エミリーが髪を結い
髪飾りを選んでつけていた。
漆黒の髪にとてもあう。
今日は、イギリスの貴族の方の
婚約パーティーで
あちらから是非、お着物でと
お願いされたのだ。
マシューとお二人への
お祝いの言葉を伝えると
お二人とも、喜ばれて
奥様になられれ方には
ハグをされ
着物の質問を色々された。
マシュー様は、終始
ひまり様から離れず
あの、モルガンが?と
噂されているのを
目の当たりにして
みな、驚きと共に
ひまり様を見て
納得されていた。