SP警護と強気な華【完】
「うん…急に凄い睡魔が来たから
このまま眠れそう…」
ちょうど眠気に襲われ始め
欠伸を1つすると
座った状態のまま体は右に傾き
倒れるようににベッドに寝転んだ。
「お、おい…風邪ひくぞ」
「平気平気。
この部屋暖かいし…」
「そういう問題か…?」
もうすでに小さく寝息を立てて眠ってしまったカトレアに、柊は頭を掻いて困惑しつつ
さっきまで座っていたソファの背もたれに掛けてあるブランケットを取り、そっと彼女の体に掛けてあげた。
「お嬢さん…
アンタが抱えてる闇って
こっちが想像している以上に深そうだな…」
ひらりと床に舞い落ちた写真を手に取ると
彼はそれを見つめて呟き
部屋をあとにした―――
金の在り処は結局わからず
手掛かりさえも見つけられなかった。
しかしこの1枚の写真が
カトレアの中に眠る過去の記憶を呼び覚ます
最初のキッカケになっていた。
もちろんそれは
本人も気が付いてはいないのだが…―――
このまま眠れそう…」
ちょうど眠気に襲われ始め
欠伸を1つすると
座った状態のまま体は右に傾き
倒れるようににベッドに寝転んだ。
「お、おい…風邪ひくぞ」
「平気平気。
この部屋暖かいし…」
「そういう問題か…?」
もうすでに小さく寝息を立てて眠ってしまったカトレアに、柊は頭を掻いて困惑しつつ
さっきまで座っていたソファの背もたれに掛けてあるブランケットを取り、そっと彼女の体に掛けてあげた。
「お嬢さん…
アンタが抱えてる闇って
こっちが想像している以上に深そうだな…」
ひらりと床に舞い落ちた写真を手に取ると
彼はそれを見つめて呟き
部屋をあとにした―――
金の在り処は結局わからず
手掛かりさえも見つけられなかった。
しかしこの1枚の写真が
カトレアの中に眠る過去の記憶を呼び覚ます
最初のキッカケになっていた。
もちろんそれは
本人も気が付いてはいないのだが…―――