SP警護と強気な華【完】
終始、厳しい表情で辺りも気にしている。
「講師として働くなんて…
どうして教えてくれなかったんですか?」
「言う必要がないからだ」
先日までと違い素っ気ない態度で
ピシャリと言い切って突き放す柊に
なんとなく距離を感じてしまい
心臓を掴まれた思いに言葉を失った。
(いつもの柊さんじゃないみたい…)
顔も中身も本人なのに
黒谷から助けてくれて一緒に後片付けをした柊とは、まるで別人に思えない。
そんな彼にカトレアは愕然とし
その場に立ちすくんで動けないでいた…
「あれって…
今日から新しく臨時で来た講師の先生じゃない?」
「だね。
近くで見ると結構カッコいいじゃん?」
女子大学生が数人
柊を見つけるなり興味を持ち…
「あの人だ!
今日から来たイケメンって!」
フッと沸いて現れた別の女性グループの中心ボスは、数人の友人を引き連れてゾロゾロと集まってくる始末。
「ちッ
邪魔が入ったか」
舌打ちしながら
まるで悪役が言いそうなセリフを残し
その場を足早に去っていった。
「講師として働くなんて…
どうして教えてくれなかったんですか?」
「言う必要がないからだ」
先日までと違い素っ気ない態度で
ピシャリと言い切って突き放す柊に
なんとなく距離を感じてしまい
心臓を掴まれた思いに言葉を失った。
(いつもの柊さんじゃないみたい…)
顔も中身も本人なのに
黒谷から助けてくれて一緒に後片付けをした柊とは、まるで別人に思えない。
そんな彼にカトレアは愕然とし
その場に立ちすくんで動けないでいた…
「あれって…
今日から新しく臨時で来た講師の先生じゃない?」
「だね。
近くで見ると結構カッコいいじゃん?」
女子大学生が数人
柊を見つけるなり興味を持ち…
「あの人だ!
今日から来たイケメンって!」
フッと沸いて現れた別の女性グループの中心ボスは、数人の友人を引き連れてゾロゾロと集まってくる始末。
「ちッ
邪魔が入ったか」
舌打ちしながら
まるで悪役が言いそうなセリフを残し
その場を足早に去っていった。