LOVE and DAYS…瞬きのように

しばらくすると女の子3人組がコンビニに入っていった。

ブレザーの制服をかっちりと着た、品のよさそうな子たち。
 

とたんに、ミツルの表情が緊迫する。

雑誌を読んでいるはずの視線は落ち着きがないし、あきらかにあやしい。
 

そうしている間に彼女らは買い物をすませ、コンビニから出ていった。


「……ミツル?」
 

雑誌を棚に戻したミツルに声をかける。


「あ~あ……今日もダメだった」
 

ミツルはがっくりと肩を落とし、駐車場に出てタバコを吸い始めた。
 

……嫌な予感は、すでにしていた。


あの女の子たちが着ていたのは、以前ミツルとシンさんが「可愛い子が多い」と噂していた女子高の制服だ。



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