LOVE and DAYS…瞬きのように
自業自得、なんて言葉じゃ片付けられなかった。
病室に戻れるわけもなく、アパートに帰って来たあたしは
自分の部屋で激しく泣き崩れた。
――『あいつとキスしてたじゃねぇかよ……!!』
健吾に言われた瞬間、心を刃物で切り刻まれたかと思った。
だけどあんな言葉を言わせたのは、あたし。
あんな顔を健吾にさせたのは、あたしなんだ。
そしてきっとアキに対しても。
あたしの中途半端な行動が、よけいに傷つける結果になってしまった……。
顔を上げて鼻をすすると、壁に飾った写真が目に入った。
健吾の誕生日にみんなで撮った、思い出の写真。
……楽しかったな。
あの頃はまさか、こんなことが起きるなんて想像もしていなくて。
未来はまぶしいほどに、満ち足りていた。