LOVE and DAYS…瞬きのように
「アキ……。
ずっとあたしのこと守ってくれて、ありがとうね。
支えてくれて、ありがとう。
あたしを好きになってくれて、本当にありがとう……」
アキに出会わなければ
あたしは大切なことに気づかないまま、過ごしていたかもしれない。
時間は無限じゃないって。
今、この瞬間を、大事にしなきゃいけないんだって……。
「そっか。わかった」
アキはそう言うと、おどけるように肩をすくめた。
「あ~あ。俺、せっかく死にかけたのに、それでもあんたの心は手に入らねぇんだもんな」
ちっとも笑えないアキの冗談に、あたしが怒った顔をすると
アキは「嘘だよ」と苦笑した。
あたしはもう一度、アキを見上げて言った。