あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
『ぉ、俺の言うことが聞けないって言うのか!』

『連れてきてくれたのは、聖人さんですよぉ!』

『動物っていうのは、予想外の行動をしたりするんだぞ!もし噛まれてバイ菌でも入ったら、』


すると急にみくるは引っ張るのをやめて
ゆっくり手を離し俯いてしまった。

『分かってるもん……お父さんに同じことずっと
言われてきたから…』

『ミルク…』

『だから、怖いけど…でも触ってみたかったの…』

『はぁ……わかったょ。ちょっとだけだからな!』


バトルに負けた聖人が手を握ると、みくるは下を向きながらまたニヤッと悪い顔をしていた。
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