あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
聖人に手を引かれ部屋に入り、すぐ熱を測ると
37.7℃。少し怠い程度だった。

『やっぱり少し熱あるな…寒くないか?
ちょっとベッドで横になった方がいい』

『大丈夫ですょ。それに、服のままベッドに
入ったら失礼ですから…』


と言いながら体は少し震えていた。

『そんなの気にするな。
……けどスウェットの方が楽かもな』


と言ってる間にボーッとしていたみくるは
ソファにゆっくり体を倒した。

『やっぱり辛いんだろ』


聖人はみくるを抱き上げ寝室まで運びベッドに
寝かせると、クローゼットから自分のスウェットを出してみくるに渡した。

『これ着て寝なさい』


するとみくるは咄嗟に聖人の手を掴み、

『聖人さん……着替えさせて、くださぃ』

と怠そうな甘い声でお願いし、
聖人の鼓動は急に早くなった。


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